社会活動事業

「食の安全・安心と食育活動に関する事業」「高齢者福祉」「子ども・子育て支援」等社会活動の主要テーマに関する事業を財団として実施します。

コープみらいの食育「たべる、たいせつ」シンポジウム報告

1.開催概要

  1.  開催日時・会場
  2. 2016年1月30日(土)10時30分~14時 ベルサール八重洲

  3.  主催(共催)
  4. 生活協同組合コープみらい、コープみらい社会活動財団

  5.  参加人数
  6. 350人

  7.  招待団体・報道等
  8. 川越地域生協出荷組合、ジャパンフリトレー(株)、東芝メディカルシステムズ(株)、(株)千葉日報社、JA全農ミートフーズ、国際学院埼玉短期大学、大阪いずみ市民生協、かりや愛知中央生協、生活協同組合ユーコープ、いばらきコープ、コープにいがた、日本生活協同組合連合会、千葉県生活協同組合連合会、東京都生活協同組合連合会、他
    【取材】(株)千葉日報社、生協流通新聞、日本食糧新聞、酪農乳業速報

2.開会挨拶

コープみらい財団理事長から、コープみらい財団の設立とその活動について紹介しました。今回のシンポジウムは、財団の社会活動の主要なテーマに関連する事業「食育に関わる事業」のひとつとして共催としたこと、また、コープみらい財団を広く知っていただく機会としたことをお伝えして、開会の挨拶としました。

挨拶する小林理事長の写真
小林副理事長の開会挨拶(コープみらい財団理事長)

3.第1部 基調講演「もったいないが食育の基本」

料理人の森野 熊八さんに「もったいないが食育の基本」をテーマに、楽しく笑いあふれる講演をしていただきました。食育とひとことで言っても幅が広く、日ごろの買い物を含めた生活の中に様々な食育があることや、食品を残すことや捨てることなど、社会が抱えている食の課題を分かりやすく学ぶことが出来ました。

例として、スーパーの棚の奥から日付の新しい牛乳を購入することなどが、消費者側の都合や意識で今の食文化を構成している要因であり、また、食品を提供する側の課題となっていることなど、あらためて気づかせてくれる講演でした。

講演中の森野熊八さんの写真
森野 熊八さんの講演

4.パネルディスカッション

〔パネリスト〕

森野熊八氏(タレント 料理人)
五明紀春氏(女子栄養大学副学長)
鶴岡佳則氏(関東農政局経営・事業支援部 地域食品課長)

〔コーディネーター〕

新井理事長

パネルディスカッションの様子

最初に、齋藤理事より、コープみらいの食育「たべる、たいせつ」の実践としての食育プログラムのプラン(2)食文化の学びと(5)食育出前講座について報告した後、コープみらいと行政や諸団体などと連携した取り組みについて、パネリストの皆さんからお話しをいただきました。

コープみらいカレッジの講師でもある鶴岡さんからは、築地市場が大人の食育のための食文化の教科書であること、美味しくて安全な食には適正な価格があることを紹介していただきました。五明さんからは、コープと連携して開発した「からだ健やかシリーズ」のお話しから、この10年間でお弁当を食べることが日常化し、弁当の販売者が食卓の責任を負っていることなど発信していただきました。森野さんからは、美味しい料理を食すことが出来るのは、生産者と販売する方の存在があってのことと発言がありました。

次に、食の安全、安心への関心が高まる中、消費者として身につけておきたいことをパネリストの皆さんからお聞きしました。五明さんからは、誰に食事というものを教えてもらうかというと、食文化を伝える場が失われた現在、食を提供する企業が楽しく充実した日常生活を送るための食文化のモデルとなること。ひとりひとりが食べ方の読み書き能力(フードリテラシー)を身に付けることを強調されました。鶴岡さんは、メディアの影響で食文化の継承が難しくなっている今こそ、正しい情報や知識を身につける必要があること、選食力として五感を使うことの大切さを訴えました。

最後にコープみらいの食育に期待することをお聞きしました。鶴岡さんからは、幅広い取り組みと多くの人が手をつなぎネットワークすること。五明さんからは、食のスタンダードの発信拠点としての役割を担うこと。森野さんからは、コープみらいが生産者と向き合う姿勢に共感したことから、世界中の食材を用意することで子どもに食を教える役割を担うことを発信していただきました。

それを受けて、齋藤理事から、これからも食卓を笑顔にすることがコープみらい役割との決意表明がありました

5.第2部 知って、しゃべって、つながって おいしいみらい『食育のひろば』

第2部の『食育のひろば』では、コープみらいの食育「たべる、たいせつ」の取り組みを体験しながら知らせる場としました。

「食育体験ブース」の“親子で学べる食育体験コーナー”や“食育出前講座コーナー”では、地域で進めている食育の活動を実際に見て体験する展示をおこないました。食育をすすめるヒントになったという声や、展示している活動ツールがたいへん参考になったという感想が来場者から寄せられました。

食育体験コーナーの写真
親子で学べる食育体験コーナー

「コープみらいの食育ブース」では、コープの事業や関係団体の取り組みを紹介しました。関東農政局とコープネット商品検査センターによる嗅覚・味覚のテストや、日本の伝統食としてのかつお節削り体験、女子栄養大学の取り組み紹介と併せた「からだ健やかシリーズ」弁当の販売などは、第一部のパネルディスカッションで聞いた取り組みを、その場で体感出来るという点でたいへん好評でした。


食育出前講座コーナー


商品検査センターによる味覚テスト


来場者でにぎわう食育のひろば

6.まとめ

コープみらいの食育「たべる、たいせつ」を広く社会に発信するために、生協の組合員だけでなく、幅広く参加を呼びかけました。第1部、第2部とも来場された方の笑顔があふれ、「食卓を笑顔に!」を伝えることが出来ました。

また、コープみらい・コープみらい財団の食育の取り組みに対して、食の安全・安心のための継続した取り組みや、食育の発信拠点としてこれからも取り組みを続けることへの期待が寄せられました。

今回の企画を、コープみらいの食育「たべる、たいせつ」の次のステップへのキックオフとして、関係団体との連携を強めながら今後も取り組みをすすめます。