コープみらい財団からのお知らせ奨学金

2017年07月14日

7月14日(金)「若者の格差と貧困-奨学金問題から考える」学習会 開催報告

講師:大内裕和さん

講師:大内裕和さん

1.報告

  1. 「若者の格差と貧困-奨学金問題から考える」をテーマに、コーププラザ新中野にて奨学金学習会を開催しました。
  2. 奨学金の歴史・制度の内容や、大学生の半数以上が奨学金を利用し、返済で困窮したりその後の人生へ影響を及ぼしている現状について、具体的な事例や数字から知ることができました。また奨学金単独の問題ではなく、学費の高騰や親の所得の減少、若年層の雇用困難など若者の格差と貧困に関わる、日本社会全体の問題であることを学びました。
  3. 新たにスタートする「奨学金給付事業」の目的や内容について理解し、地域社会の課題解決のひとつとして社会的に期待される取り組みであることをあらためて認識しました。今後の地域で理解や協力を広める活動へつながる学習会となりました。

2.開催概要

  1.  日時・会場
  2. 7月14日(金)10時30分~12時30分 コーププラザ新中野2階会議室

  3.  講師
  4. 大内裕和(中京大学国際教養学部 教授)/小林新治(コープみらい社会活動財団 理事長)

  5.  参加
  6. 一般参加申込10人、ブロック委員121人、組合員理事・役職員14人 計145人

  7.  主催
  8. コープみらい社会活動財団/コープみらい東京都本部参加とネットワーク推進室

3.アンケートより

  • 奨学金の問題が出生率や親の老後生活にまで影響していることは、驚きとともに納得しました。
  • 今現在、こんなにたくさんの人が利息付の奨学金を借りているという事実にびっくりしました。また、この問題が社会全体にかかわっていることだということを知りました。
  • 奨学金について安易に考えていました。今日お話を聞き問題が大きいことがわかりました。
  • 日本の社会制度がとてもおかしい事がよくわかりました。若い人たちが生き活きと生活できない社会はとても残念です。
  • コープみらい財団「奨学金給付事業」は小さな一歩ですがとても意義のある取り組みだと思います。組合員の力は大きいのでサポーターをたくさん集まればたくさんの高校生の助けになると思います。まずは実態を知ってもらい、伝えていきたいと思います。
  • 「出発点や条件が同じではないのに、努力が足りないですませてしまう」という言葉を重く受け止めました。
  • 高校生の体験は人生においてとても大切だと思う。本人の意思と無関係なところで希望を奪わないようささやかでも継続的な支援をすることは人材育成にもつながると思う。