コープみらい財団からのお知らせ奨学金

2017年09月08日

9月7日(木)「若者の格差と貧困-奨学金問題から考える」学習会 開催報告

1.報告

2017年9月7日(木)、千葉市民会館小ホールにて、大内裕和教授を講師にお招きして「若者の格差と貧困-奨学金問題から考える」をテーマに奨学金学習会を行い、約120名が参加しました。大内先生のお話を通して、奨学金問題は社会全体の課題であることを考えるきっかけとなりました。
併せてコープみらい財団小林理事長より、コープみらい財団奨学金給付事業について報告し、コープみらいの取り組みを知っていただく場ともなりました。

2.実施概要

  1.  日時
  2. 2017年9月7日(木)10時30分~12時45分

  3.  場所
  4. 千葉市民会館 小ホール

  5.  講師
  6. 大内裕和(中京大学国際教養学部 教授)/小林新治(コープみらい社会活動財団 理事長)

  7.  参加
  8. 一般参加申込19名(申込は24名)、ブロック委員85名、組合員理事・役職員18名、コープさっぽろ1名、計123名

  9.  主催
  10. コープみらい社会活動財団/コープみらい千葉県本部参加とネットワーク推進室

3.学習会の概要

  1. 大内先生より、奨学金制度の歴史と制度、大学生の半数以上が高額の奨学金を利用し、その返済が人生に影響を及ぼしている現状、奨学金制度の問題点と改善の提案、利用者へのアドバイスなどをわかりやすくご講演いただきました。
  2. 講演後、会場からは「奨学金の財源としての寄付や税金の問題」「2018年度の給付型奨学金導入をめぐっての課題」など質問が多数出され、先生に丁寧に回答していただきました。
  3. コープみらい財団小林理事長より、「コープみらい財団奨学金給付事業」を開始する目的や内容についてお話いだき、奨学金制度への理解を深め、地域へ協力を広める必要性を学びました。
  4. 会場ロビーでは、大内先生の著書を販売。合計41冊の利用がありました。
  5. コープみらい広報でプレスリリースを実施した結果、9月6日付け毎日新聞に事前告知記事が掲載されました。当日は千葉日報の取材があり、9月9日付けの同紙に記事が掲載されました。

4.参加者アンケートから

  • アルバイトの雇用状況が最悪なのにも関わらず、辞めない理由のひとつに貧困や奨学金問題が関わってくるのかと驚いた。若者を負の連鎖に引きずりこむ社会の仕組みを改善していくために、声をあげ行動に移すことを訴えていきたい。
  • わが家の3人の子ども(30代)は全員奨学金を借りて大学院を卒業し、現在月に4~5万返済中。長男は結婚しているが子どもは作っておらず、まさに身につまされる話。とにかく早急に国になんとかしてもらいたい。
  • 1口100円からのサポーター募金は、応援・参加しやすい取り組みだと思う。
  • 組合員がサポーターになるのは協同組合の理念に通じると思います。